一般財団法人辛酉会
会長 張替 秀郎

100年の節目に際し

 一般財団法人辛酉会は、大正10年11月に当時の東北大学医学部附属病院長、熊谷岱蔵先生のご提唱により設立されて令和3年11月で創立100周年を迎えました。
 開設時事業は、入院患者への日用品給付と慰安や、また、教職員・学生への各種助成、学事支援等でありました。その後、大正から時代の変遷を経て令和の今日まで、福利厚生充実のため、コーヒーショップ及びコンビニの設置や、食堂・医療福祉店舗等の改修、改善を行うなどニーズに対応した組織体制の強化も図りました。
 本法人は、設立理念に従い大正期の創設以来現在に至るまで、事業を通じ一貫して、患者支援から医学に係る教育及び研究並びに診療活動等に助成支援してまいりました。
 昨今の新型コロナの感染拡大に伴い、大学病院の診療規制の長期化による影響を受け、これまでの効率一辺倒の経営を見直し、対面接客だけでない、感染リスクを避ける店舗運営も必要となるなど、新たな段階を迎えております。
 更に、近年は震災など度重なる危機にさらされ、従来通りの経営が出来るとは考えにくくなり、非常時を意識した運営の重要性も増しております。
 最後に、この度の周年を機に従来担ってきた役割に留まらず、自らの強みや特色を生かした自律的な経営体として、真心を込めて、福利厚生支援事業を柔軟かつ意欲的に担う決意であります。

 

一般財団法人辛酉会
理事長 玉井 信

新たな辛酉会の発展を目指して

 一般財団法人辛酉会は、1921年(大正10年)11月当時の医学部附属病院長熊谷岱蔵先生(後の第7代東北大学総長)のご提唱と、関係者の多くの皆様のご尽力により、患者の慰労・支援と職員・医学部学生への便宜を目的に設立され、2021年(令和3年)11月100周年を迎えました。歴代の附属病院長を始め、関係各位のお力添えを頂き、今日を迎えることが出来ましたことを心より御礼申し上げます。
 近年、医療を取り巻く環境は、その変化の速度を速めるとともに、様々な困難に直面しているように思います。それは、ゲノム医療を始めあらゆる医療の高度化や、少子高齢化の進展と相まって、医療を含めた社会保障制度に問題が山積しているからです。更に、記憶に新しい東日本大震災のような天災や、現在猛威を振るっているCOVID-19など感染症も今後大きな影響を及ぼすのではないかと危惧されます。
これらの諸問題に対処される東北大学病院の皆様に寄り添い、必要とされる諸事業を遂行し発展させることが、辛酉会にとりまして何より重要であると考えます。
 本会が、新たな歴史を踏み出すにあたり、東北大学病院がさらなる発展を遂げられるために我々が果たすべき役割を自覚し、諸事業に邁進させて頂く所存です。今後とも皆様のご指導ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。